◆力の合成◆

学年:高等学校
教科:理科
コースタイプ:実験の指導・補助、新しい概念の学習


1. コースウェアの目標

(1)一直線上にない2力の合力は、2力の矢印を2辺とする平行四辺形の対角線になることを説明できる。
(2)一直線上にない2力の合成実験ができる。


2. 学習者の思考・活動とコンピュータの役割

学習者は、コンピュータと力の合成の実験器具を使って実験し、元の2つの力と合力との関係を考察していく。また、コンピュータは、「力の同じ働き」等の誤った概念を指摘し、指導していく。


3. コースウエアの全体構造
4. コースウエア利用上の注意

(1) 実験がしやすいように生徒の机上が整理されているか、気を付ける。
(2) 考察の書き方がわからないという生徒には、実験結果や矢印の記入を確かめたうえで、図や文章で、結果だけでもいいから書くように指導する。
(3) 著しく学習が停滞している生徒や「先生を呼びなさい」の画面になっても呼ばないでいる生徒を把握し、対応する。「先生を呼びなさい」の各画面では、次のような対応をする。(Fは、フレーム番号)

・F349Y 力の同じ働きに関する問題の正答が9問中4問以下で、十分理解できていない可能性がある。F3400に戻り、はじめの3問を教師がついて回答させ、「ばねの変形」に注目して考えられているかを確認する。
・F563Y 自分の実験記録を0点と矢印の先端を結んでできる四角形を2度間違えている。測定が不正確であるか、平行四辺形、ひし形等の形について、混乱している可能性がある。実験記録を確かめ、生徒の考えを聞いて指導する。
・F576Y 四角形が平行四辺形になることを知らされたにもかかわらず、問題 2で5問中3問以上間違えている。画面の図にものさしをあてがっ て、平行四辺形の対角線を求めるように指導し、もう一度問題2をさせる。
        
5.  実験器具
6. SST使用目的一覧
◆ ワークシート