5.   実験器具

(1)生徒1人あたり用意するもの(数)

  1. ばねはかり
    (大和科学教材研究所製 ばねはかりA型を改造したもの)
    (2)

     ・内部のばねは、付属のばね 2(ばね定数約20g/cm)を利用。
     ・つり金具は、ピアノ線(直径0.6m)で自作。
     ・目盛りシールは、10g重単位のものを自作。
       (大和科学教材研究所 TEL:06-709-2864)

  2. 画版(0.5×45×60cm)(1)

  3. 柄の長い画鋲(3)

  4. セロテープ(カッター付)(1)

  5. 糸(両端に輪、全長約5cm)(1)

  6. ばね
    (大和科学教材研究所製 ばねはかりA型に付属のばね2を利用、ばね定数約10g/cm、全長約3.5cm)
    (1)

  7. フィルムケース(3、5、6を入れる)(1)

  8. 実験記録用紙3種(各1)

  9. 発表用カード(1)

  10. 合力の作図問題プリント(1)

  11. ものさし(30cm程度)(1)


(2)全体で用意するもの

  1. 実験記録用紙(選択実験用)(10)

  2. 発表用カード掲示用台紙
    (模造紙等を利用)
    (1)

(3)実験器具について

     実験は、記録用紙を画板にはりつけて、一端をがびょうで固定したばねに糸を付け、ばねはかりで引く。記録用紙に描かれている線に沿って、2本のばねばかりを保持し、力の大きさを測れるよう計画した。
     一人で2本のばねはかりを保持したまま2力の大きさを測ることは、実験に未熟な生徒 にとっては困難と思われるので、柄の長い画びょうでばねはかりを画板に固定して、測定できるようにした。
     ばねはかりは、生徒数分そろえるには高くつくので、小学校用の組立教材として発売されているばねはかりA型(大和科学教材)を使った。ただし、このばねはかりは目盛りの補正ができないこと、固定するためには画板からはみ出さないようにして利用しなくてはならないことがあったので、つり金具をできるだけ軽くし、短くする必要があった。そこで、つり金具だけをピアノ線(0.6mm)を自作し改造した。目盛りは、付属のcm単位のものに加え、g重単位のものを作った。
     実験1、2では、記録用紙にあらかじめばねを固定する点やばねを到達させる点、2力で引く向きを印刷して、実験操作が容易に行われるようにした。選択実験では、選択した実験ごとに2力で引く向きが違うので、指示された点を直線で結ぶことによって、2方向が決まるよう工夫した。