(1) | 書かれたものへの評価 |
(2) | 生徒の書いた文章例 |
(3) | 生徒の感想 |
この感想文からみる限りは、学習のステップなどもよかったようだし、資料なども生徒の学習をうまく援助できたようである。 |
「自分のペースで進められるのがよい」ということを書いている生徒は八人いたが、その理由として「普通の授業だとボーとしてしまったりするけど、コンピュータの場合は集中してできる」とはっきりとその中身をとらえているのは3年生らしいと思った。 |
さすがに三年生だけあって感想にも手厳しいものがある。「発表会のときだけのコンピュータ授業では力はつかない」などというのは耳が痛い意見である。そして「もっともっとコンピュータを使った授業がしたい」という生徒の声がこんなに強いのに、ソフトづくりが追いつかないのは、なんとも残念なことである。またワークシートに読み取りを書き込んで行くのは、生徒にはおもしろくなかったようである。確かにコンピュータ学習のおもしろさは、自分の答を打ち込むと即座に診断されること、そして正しい答を見つけられたときの成就感であろう。それがワークシートへの書き込みでは、手間がかかる割には満足する反応がなかったのであろう。「キーボードを使いたい」、今後このあたりに改良を加えて行きたいと思う。 |
「書くのは苦手」という生徒は多い。だから「鑑賞とかは面倒くさい」という感想になるのだと思う。しかし、書くのを減らすというのではなく、そういう練習を普段からしていかなくてはならない。この時間だけでこの問題を解決することはできないのはいうまでもない。 「三首目には飽きてしまった」というのは、このコースの問題点をよく指摘していると思う。三つの歌の鑑賞を同じパターンで同じ比重で並べてしまったが、確かに三つ目にはくたびれてしまったことだろうと思う。これもコースの改善点であろう。 「前の画面に戻れたら」というのは、子どもたちがよくする失敗である。しかしこれは機会の仕組みで戻ることができない。授業の初めに注意はするのだがうっかり画面を先に進めてしまうことがある。これもコンピュータの授業を何回か経験するなかで身につくことだと思う。 |
この生徒達は普通授業の中でも学習が難しい生徒達だったが、この生徒達にはワークシート書き込みの和歌鑑賞は難しかったようである。 |