◆分数新幹線◆

学年:小学校4年生 (平成元年指導要領では3年生)
教科:算数
制作:平成9年8月
制作者:長野県長野市篠ノ井西小学校コースウェア開発チーム
監修:信州大学教育学部附属教育実践センター


1. コースウェア「分数新幹線」概要

【コースウエア名】 分数新幹線
【教科】 算数
【対象学年】 小学校3年生(コースウエア作成当時)
【時間】 1時間
【利用形態】 個別学習
【完成予定】 平成9年7月
【コースウエアのタイプ】 診断問題の誤答分析による分岐学習
【分岐の方法】 予想回答による分岐・目標A・Bによる分岐
SST変数による分岐・応答カテゴリーによる分岐
【監修】 信州大学教育学部付属教育実践研究指導センタ−
【制作者】 長野市篠ノ井西小学校CAI研究開発チーム



2. 3年生「分数」学習時におけるコース使用の、単元展開の大要

コース使用の位置 全8時間中の第4時
単元

学習内容

単位量以下の量を分数にあらわす


長さ・面積の等分を通して、単位量に満たない大きさを現す分数の意味を知り、分数を用いた表しかたを理解する

液量について、単位量に満たない大きさを分数で表せることを理解する

分数の大きさ

分数も数直線に表せることを理解し、数直線をもとにして分数の構成についての理解を深める(本時)

簡単な場合の同分母分数の加減計算のしかたを理解し、その計算ができる

学習内容の適用と習熟を図る

まとめ

学習成果の評価をする




3. コースウエアのねらい(保証される学習成果)
  1. テープ図・升図・線分図から、単位量以下の分数を読み数直線にあらわすことができる。
  2. 数直線から、単位量以下の分数を読みとることができる。
  3. 実際に1メートルのテープや、1リットル升を使って単位量に満たない量を操作し、分数にあらわす学習を終了した後の、数直線への抽象化の場面での学習に使うことができる。 また、分数学習終了後の復習としても活用できる。

4. コースに入るために必要な既習事項(前提条件)
  1. 表記された分数を読み、「いくつ分のいくつ」を分数で書き表せる
  2. 「全体をいくつに分けたうちのいくつぶん」を分数にあらわすことができる。
  3. 実際に1メートルのテープ、1リットル升を使って単位量に満たない量を操作し、分数にあらわした経験がる。
  4. 単純な数直線上に、整数をおいたり、目盛りを読むことができる。

5. コースウエアの概要
6. コース学習に必要な準備品
  1. 1メートルの紙テープ 人数×3本
  2. おたすけけコーナープリント(資料1)
  3. プリントコーナープリント (まとめの学習用プリント)   
  4. 感想記入プリント(資料2)

7. コース特記事項

 *分割分数から量分数への移行(目標のA−2)

分割分数から量分数への移行は、児童の理解の思考のつまずきが多いので、特に重点的に治療コースを準備した。 

しかし、抽象的な概念(画面の読みとり)が構築できにくい児童には、より丁寧な援助が必要と思われる。


8. 教師用画面から得られる情報
◆  おたすけコーナー問題(プリント)
◆  コースの全体構造図
◆  治療コース例