◆整数のわり算◆

学年:小学校4年生
教科:算数
作成:つくば市立竹園東小学校 筑波大学学術情報処理センター


1. コンピュータの利用目的
2. コースの学習課題と特徴

(1)学習課題の設定

 商の立つ位置がわかり、仮商を訂正して、除数が2・3位数で、商が2・3位数になる除法の筆算の計算ができる。

(2)コースの学習課題と特徴

 学習者が、商の見当のつけ方と商のたつ位置を正確、かつ、迅速に見つけられるように工夫した。
  1. 商の見当のつけ方
    学習者が商の見当をつけ、商の見当が大き過ぎた場合、小さ過ぎた場合、正解だった場合の3コースに分岐していく。
    それぞれのコースで商の大小の判断をするには、どこに目をつけるとよいか、また、仮商の立て直しの仕方などチュートリアルに学習する。
    さらに、仮商の大小を即断できる力を養うことができるように、10秒以内で商が大き過ぎる、小さ過ぎる、適当の3つの中から、解答を選択するというゲームを設定した。
  2. 商の立つ位置
    1桁、2桁、さらに、空位の0を含む商を求める問題を3通り並べることで、学習者に、商の立つ位置、位取りをより明確に認識させるようにした。 このコースは、大別すると、一般コース、治療コース、発展コースの3コースからなっている。
    発展コースに進む前に、学習者は、除法の仕方でわかったことをノートに記述する。学習内容が単なる概念的な理解を越えて、一般化された理解にまで到達しているかどうかを、教師が判断する。理解の程度によって、治療コースに入るか、発展コースへと進むのかが決定される。
    このように、十分に達成されたかどうかを、幾重にもチェックしている。それでもなお、不十分な学習者は教師の個別指導を受ける。それによって、より学習者の理解を確かなものにしている。

3. コースの位置づけ

 このコースは、個々の学習者の回答によって、分岐先を変えたり、学習段階毎の評価をすることで、分岐先が決定されるので、チュートリアルコースとして用いてもよい。また、4年の除法の学習を済ませた後で、このコースを利用しても、単なる計算問題だけではなく、虫くい算や文章問題も用意してあるので、学習速度の速い子や学習習熟度の高い子にも対応できるようになっている。


4. 教師の役割

5. コースの概要と学習者の活動

6. 教育目標

7. コースの流れ