5. コースの概要と学習者の活動


   コースの概要            学習者の活動

導入            F0001・〜F0030      ・学習の進め方 ○学習のしかた      ・キーボードによる「あまり(…)」の入力の仕方 F0040 ○タイル図の説明 F0100・F0110 ○割り算の意味      ・6÷3=2の式と、いちごの分け方の図とを対比               して、割り算の意味を理解する。 診断問題 F0050〜F0080 ○3桁÷2桁の計算問題  ・3桁÷2桁計算問題(3問)で、商が百の位、十の位 で、商の立つ位置を問う   一の位のうち、どの位に立つか、3つの中から選択 問題            する。 ・3問          ・ここで間違えると、その時点で、直ちに、2桁÷1桁 ・教育目標 B2      の診断問題(F2000〜F2310,4問)へ進む。              ※F2000,F2310教育目標 B2              ・この診断問題には、それぞれ付随したコースがあって               間違えるとF3000・F3001,F0100・F0110,F3100〜               F3131,F3200〜F3236,F3300〜F3320へと進む。 一般コース F2400〜F2425 ○2桁÷1桁=2桁の計算 ・既習の2桁÷1桁の問題を3問計算する。  問題          ・間違えると、その都度、正しい計算の仕方を見る。  ・3問         ・正解が1問以下の学習者は、治療ブロック(F3400〜  ・教育目標 A4     F3419)進む。 F3500〜F3544 ○2桁÷2桁=1桁の筆算 ・学習者は、商を立てて、コンピュータに商を入力する  の説明         ・商が、大き過ぎた場合、小さ過ぎた場合、正解だった  ・2題          場合の3通りに分けて、商の大小を判断するには、どこ               に目をつけるとよいか、また、仮商の立て直しの説明               を見る。 F3548〜F3566 ○ゲーム         ・問題の商が、大き過ぎる、小さ過ぎる、ぴったりの  ・5問          うちどれかを、10秒以内に答える。   ・教育目標 B1   ・このゲームにより、学習者に、商の大きさが適正か               どうかを即断する力を定着させる。 F2700〜F2738 ○3桁÷2桁=1桁の筆算 ・どの位に商を立てるかを答えた後、どの位置に商が立  の仕方の説明       つかを、コンピュータの画面を見ながら確認していく。              ・次に、商の見当をつけ、その商を入力してから、コン               ピュータで、計算を解いていく。              ・最初に、商が見当と一致する問題、次に、見当をつけ               た商より小さく、訂正しなければならない例題という               順で提示されているので、ここでも、また、商の立て               直しの仕方を学習者は学ぶ。 F1000〜F1225 ○3桁÷2桁=1桁の計算 ・商が1桁、2桁、3桁(空位を含む)となる問題を提  問題           示することで、学習者が、漠然と捉えていたと思われ  ・3問          る、商の見当と、商の立つ位置、位取りをより確実な  ・教育目標 A1     ものにすることができる。 ○3桁÷2桁=2桁の計算 ・間違えた場合には、各問ともコンピュータの画面で、  問題           正解を確かめることができる。  ・3問         ・商が1桁となる計算問題において、正解が1問以下の  ・教育目標 A3     者は、教師から個別指導(Yフレーム)を受ける。 ○3桁÷2桁=3桁(空位 ・商が2桁となる計算問題において、正解が1問以下の  を含む)の計算問題    者は、治療コース(F4000〜F4035)へ進む。  ・3問         ・商が3桁(空位を含む)となる計算問題において、  ・教育目標 A2     正解が1問以下の者は、治療コース(F4100〜F4124)               へ進む。 F5000〜F5052 ○ドリル         ・ここで間違えた者は、コンピュータの画面で、正しい ・3桁÷1桁、4桁÷1桁  仕方を見る。  2桁÷2桁、3桁÷2桁  の計算問題  ・5問 F5109 ○Yフレーム       ・学習者が全員がこのYフレームを通過する。              ・学習者はこれまで学習してきたわり算のやり方で、               わかったことをノートに記述する。              ・教師は、記述されたノートを見る。              ・学習者は、概念的理解を越えて、一般化された理解に               到達しているかどうか、教師により判断される。              ・この結果により、発展コース、(F5060〜F7152)、               治療コース(F4000〜F4035)に分かれていく。 発展コース F5060〜F5104 ○3桁÷2桁の計算問題  ・3桁÷2桁の計算問題を解くことで、3桁÷2桁の  ・5問          計算力が定着する。 F7005〜F7040 ○3桁÷2桁、4桁÷2桁 ・4桁÷2桁の計算問題が、初めて出てきても、既習  の計算問題        内容を生かして、計算することができる。  ・4問 F7050〜F7084 ○虫くい算        ・虫くい算は、機械的に計算するわけにはいかないので  ・4問          演繹的思考が求められる。              ・その結果、学習者は、筆算の仕方を論理的に捉える               ようになる。 F7090〜F7152 ○文章問題        ・言葉による記述表現なので、抽象度が高い。              ・学習者の理解が、単なる思考から、より抽象度の高い               論理的思考へと移行する。 治療コース F3000〜F3131 ○2桁÷1桁=1桁    ・具体物(いちご、みかん)を等分除する過程をグラフ (あまりなし)の考え方   ィックで見る。  ・2問         ・このグラフィックにより、わり算をするには、九九を               用いることを知る。              ・正解できなかった者は、教師の個別指導(Yフレーム)               を受ける。