◆カン太くんの大冒険(関係代名詞)◆

学年:中学校3年生
教科:英語
単元:関係代名詞(文法事項の学習・導入)
作成:筑波大学情報処理センター 渥美浩子


1. コースウェアの特徴

 このコースウェアは、物語の流れを追いながら関係代名詞の学習をするものです。文法事項を、それだけを取り出してバラバラに学習させるのではなく、ある文脈の中で意味を持った文章として学習することにより、生徒の興味を引き起こし、また英語を使って何かを伝えようとする意欲を高めることを目的にしています。また、物語にはゲーム的な要素も取り入れ、回答の正誤だけでなく生徒の選択によってコースが別れる部分も用意されています。
 コースウェアは基礎、応用、発展の3つの部分からなっています。
基礎コースでは関係代名詞という初めての文法事項の習得を目的としています。応用コースは基礎コースで学習した内容の理解度を確認し、学習したことの定着をはかることを目的としています。また問題を解くことによって多くの例文に接し、新たな学習が起こることも期待しています。
 発展コースは進度の速い学習者のために用意された練習問題です。前の応用コースでの理解度と誤答の傾向に応じた問題が出題されるようになっています。


2. 保障される学習効果
3. 学習内容 ※いずれも制限的用法のみで、非制限的用法および「前置詞+関係代名詞」の型は取り扱いません。
4. 行動目標
  1. 名詞・代名詞が文の中で主格・目的格・所有格のどの働きをしているかを、格変化、語順などから判断することができる(文法用語は言えなくてもよい)。
  2. 人称代名詞が示している具体的な対象を前後の文から見つけ出すことができる。
  3. 先行詞が「人」か「物・動物」かを判断し、それに応じた正しい関係代名詞を使うことができる。
  4. 文の前後から判断して、適切な格(主格・目的格・所有格)の関係代名詞を選ぶことができる。
  5. 関係代名詞節が先行詞を修飾しているという修飾関係がわかる(何が何を修飾しているかを言うことができる)。
  6. 与えられた2つの文を関係代名詞を使って1つの文にすることができる。
  7. 関係代名詞を含む1つの文を、代名詞を使って2つの文に分けることができる。

5. 前提条件およびカリキュラムでの位置付け

 このコースウェアは初めて関係代名詞を学習する学習者を想定して作成されています。関係代名詞を使うと文が名詞を修飾できることを既に学習していることになっています。また人称代名詞に関する知識(人称変化、格変化など)も必要です。
 このコースウェアは特定の教科書の内容との関連はありません。関係代名詞を扱っている課に入る前に、導入として基礎知識を身に付けるためのものです。もちろん復習用として総まとめに使うこともできます。
 このコースウェアでは音声面の指導は行っていません。また基礎的な使い方の習得を目的としています。ですから、コースウェアでの学習のあと、クラスやグループで、より制限の少ない場面で関係代名詞を使って自分が伝達したい事柄を自由に表現する練習が十分に行われる必要があります。


6. 教育目標・応答カテゴリー
7. コースの流れ