◆盗まれた名画(不定詞)◆
学年:中学校2年生
教科:英語
単元:不定詞
作成:和歌山県南部町立南部中学校 西山正紀
不定詞の働きについて、ストーリーを追いながら問題を解き、文型を理解し、基本的な英文を作ったり読み取る力を身につける。
学習指導要領との関連 (平成元年指導要領による)
言語材料「ウ.文型の(ウ)主語+動詞+目的語の文型
a 目的語が名詞、代名詞、動名詞及び不定詞である場合」
「エ.文法事項の(エ)不定詞の、名詞としての用法、形容詞としての用法及び副詞としての用法のうち目的を表わすもの」
教科書(SUNSHINE ENGLISH COURCE 2)では、第9課で不定詞が扱われる。名詞的、副詞的用法、形容詞的用法と連続して、それぞれ1時間配分の計画である。
このコースは名詞的、副詞的用法の学習後、ある程度不定詞の感覚をとらえさせた後、生徒にとっては、最もなじみのうすい形態を取る形容詞的用法の導入をコンピュータを使って学習する。
不定詞の3用法を感覚的にとらえ、英文の意味が日本語で言えたり、日常的な日本語を英語で表わせることを目的としているのであって、文法用語を用いて3用法を判定することを求めているのではない。不定詞を用いることにより、日本語と英語の表現の違いなどについてはその場に応じて、または個人の理解力に応じて指導が必要である。文型としては文法用語は別として、S+V+Oの文型を理解している事が望ましい。
不定詞の形容詞的用法をストーリーの展開の中で導入し、様々な場面設定においてその用法をくり返し学習させる過程で一人ひとりの能力に応じた助言や治療を加えながら定着を図る。
登場人物トトと共に、盗まれた名画の行方をつきとめるために犯人の足取りを推理したり、現場検証をするというストーリーの中で、まず不定詞の名詞的用法、副詞的用法を復習し、次に形容詞的用法について新しく学習する。
不定詞の形容詞的用法を含む英文の基本的な語順や意味について助言や治療を受けながらドリルを行った後、ストーリーの場面に応じて簡単な英文を読み取ったり、登場人物のセリフを英語で表現するなどさらに練習する。
目標A−1 | 説明後に、形容詞的用法の英文を日本語で言える。 |
目標A−2 | 〃 の英文を作ることができる。 |
目標B−1 | 説明前に、形容詞的用法の英文を日本語で言える。 |
目標B−2 | 〃 の英文を作ることができる。 |
教師は机間巡視をしたり、または教師用コンピュータから学習者の状況を判断し、その場その場に応じたより適切なアドバイスや励ましを与え、学習者の理解を助ける。学習者の質問に応えるとともに、必要に応じて補助的なコメントを与える。
「先生を呼びなさい」フレームでの適切な個別指導をする。