7. 教師の役割


 コンピュータを利用する目的は、一斉授業では理解の浅い生徒が、個々に自主学習できるようにするためであって、コース内での教師のあり方はかなり大きい。
 このコースでは「先生を呼びなさい」というメッセージは入っていないので、強制的に教師を呼ぶことはないが、生徒が教師を必要とする場合は、

  1. コースウェアに用意されていない説明が必要なとき。

  2. 構想についての感想や考えを求めたいとき。

  3. 操作の過程で迷っているとき。
の場合が主であるので、教師は前もってそれらの質問に答えられる資料を揃えておく必要がある。
 また、教師の机間巡視のポイントは、

  1. 学習者の能力を最大限に引き出せるようにアドバイスする。
    (対話形式)

  2. 学習者の学習状況チェックすることに絞られる。
 コンピュータのアドバイスを受けていながら、それを発展できない学習者は、何等かの問題があると考えられるので、必要に応じて指導する。学習者は、一人一人シートにしたがって学習しているので、そのシートの進み具合を見て、コンピュータとは別に、個々の指導をする。