3. コースの目標
【単元の目標】
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明度彩度色相色の感情など、色についての基本的な性質をテーマとして使い、美しい構成と配色をさせる。
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単純な形を使いながら、より複雑な面白さや美しさを持った平面構成をコンピュータを活用しながら製作することによって、色や構成に対する感覚を高め、その美しさを感じとらせる。
【下位の目標行動】
色のしくみがわかる。
明度のしくみがわかり、色の明るさ、暗さを判断し、高い低いで表わすことができる。
彩度のしくみがわかり、色の鮮やかさ鈍さを判断し、高い低いで表わすことができる。
色相のしくみがわかり、色味の違いを判断し、同じ色味どうしをカラーチャートを使い、分類することができる。
鈍色がわかり、カラーチャートのなかの鈍色のいくつかを選び出すことができる。
暖かい色、寒い色、重い色、軽い色、地味な色、派手な色の違いや特質がわかり、カラーチャートを使い分類することができる。
ポスター、油絵などの作品の主調色がわかり、その作品の主色調になっている色を言うことができる。
三原色の役割がわかり、色の名前が言え、カラーチャートの中から上げることができる。
対比色がお互いに影響し合っていることがわかり、各々の色の対比色を名前あるいはカラーチャートを使って上げることができる。
補色どうしの色を並べたときの効果がわかり、補色関係にある色を上げることができる。
色の三原色である。赤青黄色を使い色相環をつくることができる。
◆四方連続模様が理解できる
コンピュータのシミュレーションを使い四方連続模様を構成することができる。
シミュレーションをなおしながら工夫した構成をすることができる。
◆形を考える
コンピュータのシミュレーションを使いユニットをつくる場合の注意点について話し合うことができる。
ユニットをつくる場合、角から引く線や二等分点を使うとすっきりした模様になることをシミュレーションを見て考察し、話し合うことができる。
ユニットをつくる場合、線の数が少なくすっきりしている方が幅のある構成ができることや同じユニットでも色の使い方や構成の仕方でまったく違ったデザインになることをシミュレーションを見て考察し、話し合うことができる。形を作る。
コンピュータシミュレーションの簡単な形のユニットを使い、四方連続模様の模擬制作をすることができる。
できるだけ少ない線で、直線や曲線を美しく使い、工夫のされたユニットの形を考えることができる。
角や中心点の役割を利用して、美しく面白い平面構成のユニットを作ることができる。
◆ユニット制作
構成計画や配色計画にしたがい、基本になるユニットを作ることができる。 定規やコンパスを使い美しいユニットをつくることができる。
◆配色計画を立てることができる
明度、彩度、色相、色の感情の中から、一つを選び、それをテーマとして構成を考え、計画を立てることができる。
明度、彩度について(変更し)工夫することができ、より美しい配色計画をたてることができる。
主調色や、テーマから離れないように配色計画をまとめることができる。
◆ユニットの構成ができる
シミュレーションを参考にしながら、ユニットを並び変え回転させて使うなど変化のある構成を考えワークシートにまとめることができる。
全体の完成予想をワークシートにまとめることができる。
◆制作のまとめ
構想に合わせ縦5列横5列の枠に模様を描き写すことができる。
配色計画に合わせ、必要な色をつくることができる。
烏口や溝引を使いきれいに彩色することができる。
適量の絵の具を使い手際よく彩色することができる。
作品を汚さないように、計画的な彩色ができる。
◆鑑 賞
自分の作品の配色や構想について反省できる。
友達の作品について配色や構想の立場から感想が言える。