◆うさぎとかめ◆
学年:中学校1年生
教科:数学
作成:長野県豊野町立豊野中学校CAI研究委員会
1. コースの目的
方程式の応用のうち「速さ・時間・距離の文章題」について、『うさぎとかめ』の童話を題材に次のことを学習する。学習を抵抗なく進められるように、小学校5年生程度の復習からスタートする。
- 速さが単位当たりに進む距離である。
- 具体的数値で、距離や時間が求められる。
- 文字を用いて距離や時間をあらわす。
- 距離や時間の等しい関係に目をつけて等式を立てられる。
2. 教育目標
番号 |
内容 |
変数 |
A-1 |
速さの概念、速さの計算。 |
V49 |
A-2 |
速さがわかっている時、距離や時間の計算ができる。 |
V50 |
A-3 |
走った時間を文字式で表すことができる。 |
V51 |
A-4 |
走った距離を文字式で表すことができる。 |
V52 |
B-1 |
問題文から数量を取り出し線分図に整理できる。 |
V53 |
B-2 |
線分図から距離の関係に着目して立式できる。 |
V54 |
B-3 |
立式した方程式が解ける。 |
V55 |
B-4 |
文章題が、ノーヒントで正解できる。 |
V56 |
3. 応答カテゴリー
No. |
内 容 |
具体例 |
変 数 |
1 |
走った時間にかかわらず距離が長い方が速いと考えた |
|
V22 |
2 |
走った時間にかかわらず距離が短い方が速いと考えた |
|
V23 |
3 |
距離にかかわらず走った時間が短かければ速いと考えた |
|
V24 |
4 |
文字式で×の記号を使ってしまう |
80×x |
V25 |
5 |
文字式で文字を先にしてしまう
|
x80 |
V26 |
4. 先生をよびなさいについて
- 全体を通して
- 生徒:簡単な計算問題を何度も間違える。画面から数値を読み取れない。
- 先生:まず、画面を見て、状況を知る。答えを教えるだけにならないように注意して指導する。特にあわてたり急ぐ必要がないことを言い、安心して学習できるよう注意をはらう。
- 問(FS307)「全長1800mのコースで分速40mのカメがゴールするのは分速120mのウサギがゴールした何分後か。」
- 生徒:問題を方程式を使って解いたまたは解こうとした
問題を「その他の方法」で解いたまたは解こうとした
- 先生:考え方や解き方を確認し、正しい時はほめてから先に進める。間違いがある時は生徒の考えをよく聞いたり質問した上で、指導する。特に途中で混乱して解き方がわからなくなっている時は一方的に教え込まないように注意する。
5. コースの概略
F1000〜 |
タイトル他 |
FK135〜 |
カメの選手選び |
速さの概念 |
FK630〜 |
カメの訓練 |
速さの計算の練習 |
FU120〜 |
ウサギの準備 |
文字式で表す練習 |
FS100〜 |
ウサギとカメの競争 |
文章題を線分図に整理する |
FS512〜 |
カメの計略 |
方程式に立式し、解く |