1. コースウェア設計

(1)コース名

コース名  : 分数のかけ算
対象学年  : 小学校5年生(11年指導要領では6年生)
標準学習時間: 1時間
利用形態  : クラスルームCAI
制作者   : 安和守充・玉城須賀子・大浜幸子

(2)コースウェアの目的

1 教育面 2 研究面

 分数に整数をかける計算の技能が身につくように望ましいフレーム展開について研究を行う。

(3)学習目標

1 このコースにより完全に達成されると期待できる目標 2 関連する学習内容(学習指導要領) 3 カリキュラムの中での位置づけおよび前提条件
(4)コースの特徴と構造の概要

1 コースの特徴
《表1》
かけ算のひっ算
 くり上がりのまちがい     26.4%
 かけ算九九のまちがい     18.2%
 10倍していない       16.4%
 たし算のまちがい       10.9%
 位どりのまちがい        7.3%
文章問題(かけ算)での立式のまちがい
 整数のかけ算         15.5%
 小数のかけ算(5年生の1学期)11.8%
仮分数から帯分数への直し方のまちがい
 仮分数→帯分数        13.6%
 帯分数→仮分数        30.0%
同分母の分数のたし算とひき算のまちがい
 たし算のまちがい       13.9%
 ひき算のまちがい       33.8%

《図1 コースの主な流れ》
F1020 分数(単位分数)×整数の立式
       ↓
F1060 答えを求める
       ↓
F1070 分数×整数の立式
       ↓
F1073 答えを求める
       ↓
F1500〜F1590 計算の仕方の説明をノートに書く
(1)図を使って
(2)小数×整数と同じ考え方で
       ↓
F1595 た し か め
       ↓
F1190〜F1230 練習問題(計算過程を求める問題)
       ↓
F1120〜F1130 練習問題2問(答えを求める)正しくもとめることができたか判定
       ↓
F1140〜F1150 分数×整数の計算のきまりを確認
       ↓
F1240〜F1300 練習問題4問
       ↓
F1320〜F1360 練習問題(答えを仮→帯に直すもの)4問
       ↓
F1370〜F1410 練習問題(約分の入ったもの)4問
       ↓
F9000〜F9050 計算のと中で約分ができるように練習
       ↓
F1900〜F1935 ド リ ル
       ↓
F1940〜F1970 小数×小数と分数×整数の計算の仕方をくらべ、分数×整数の計算のきまりを導かせる
       ↓
F1971〜F1975 ド リ ル


2 コースの構造の概要

《 図2 コースウェアの構造 》


《表2 学習制御変数》

オーサ評価変数
※次のような場合、変数をそれぞれ加算する。
(1)分数×整数の計算過程のまちがい(V01)
(2)分数×整数の計算のまちがい(V02)
(3)答えを帯分数に直していない(V03)
(4)約分をしていない、またはできない(V04)
オーサ評価フラグ
※次のような場合、フラグをそれぞれ1にする。
(1)たし算で立式した時(F01)
(2)かける数とかけられる数をたした時(F02)(3)かけ算で立式した時(F03)
(4)その他(F04)