5. 児童の実態


かたちづくり
到達目標児童(T・H)(H・M)(K・E)
・色板で図形を構成できる。・(H・M)は、具対物の概形をとらえることが得意である。
(K・E)は、念頭操作をしてから、具体的な操作に移るタイプなので、時間がかかると思われる。へりとかどに着目させて操作させていくようにしたい。
・色板で構成した図形を
移動して図形をつくれる
・(K・E)は、じっくり考えるわりに角の大きさや向きに無頓着な面がみられるので、注意して指導したい。
・ひごや点で基本図形を
つくることができる。
・普段の様子では、色や大きさ、向きを捨象して図形を認めることができる。また、辺だけでも図形を認めることができる。しかし、図形を作るときは、安定した向きでつくることが多い。そこで、じんとりゲームなどで、図形を数多く操作させて、いろいろな向きの形に慣れさせるようにしたい。
・図形を単位図形に分解して
みることができる。
・かどの形には、着目しても、へりの長さ(単位図形の大きさ)が、まちまちになりやすく誤答が多いと思われる。
 図形を大きく基本図形に分解してから単位図形へと分解していくとよいので、基本図形の認知や構成には力を入れて指導していくようにしたい。