コースウェアの概要


 コースウェアは3つの課題から成る。各課題では何本かの色えんぴつの長さを当てることが目的である。学習者は、長さを予測するために、比較級や最上級を含む英文を使用することになる。


(1)課題A:

学習者が持っている絵カードの色鉛筆の長さをコンピュータが当てる。コンピュータが英語で質問し、学習者は自分のカードを見てそれに答える。


(2)課題A:

コンピュータが持っている絵カードの色えんぴつの長さを学習者が当てる。学習者は質問(日本語)を選び、英語での質問の仕方を練習する。学習者の質問にコンピュータが英語で答え、学習者はその答えを参考にコンピュータの絵カードを予測する。


(3)課題A:

2人の学習者がペアになり、質問と回答を繰り返して、お互いのカードの絵を当てる。
ペア学習の前に質問の仕方と答え方の文法的な練習を、それぞれコンピュータで行う。テープに録音された会話モデルも参考にする。
英語での会話を通してお互いに情報を交換し、与えられた課題を解く。


●課題 A

  1. 各生徒はさまざまな長さの7本の色えんぴつが描かれたカードを1枚ずつ持つ。(カードは全部で4種類あり、どの生徒にどのカードが行くかはランダム)
     コンピュータの画面には全て同じ長さの7本の色えんぴつが表示される。

  2. コンピュータが生徒にえんぴつの長さに関する質問をする。
    (Which is the longest? Is the red pencil shorter than blue one?)

  3. 生徒は自分のカードに従ってコンピュータの質問に答える。

  4. コンピュータは生徒の答えに従って画面上のえんぴつの長さを調節する。(自動)

  5. 2〜4を繰り返し、画面の絵と生徒のカードの絵が一致したら課題終了。

 ※2回目以降は、画面とカードが一致しない色についてだけ質問が行われる。




●課題B

  1. コンピュータと生徒の役割が課題Aとは逆になる。
     コンピュータがカードを持っている(画面では見ることはできない)

  2. 生徒がコンピュータにえんぴつの長さに関する質問をする。
    (Which is the longest? Is the red pencil shorter than blue one?)
     質問は日本語で掲示された選択肢の中から選び、コンピュータがそれを英語に変換する。

  3. コンピュータは生徒の質問に英語で答える。

  4. 生徒はコンピュータの答えに従って画面上のえんぴつの長さを調節する。

  5. 2〜4を繰り返し、画面の絵とコンピュータが隠し持っているカードの絵が一致したら課題終了。




●課題C

     課題Aで使用したカードを使い、生徒対生徒で会話練習を行う。

  1. 会話練習の前に質問の仕方と答え方の練習として、文法事項の確認のための練習問題(穴うめ)を行う。
    練習問題の前半部分(100点満点)のでき具合に応じて、後半部分は基本・標準・発展の3つのコースに分かれる。

  2. 文法事項に関する練習問題が終わった学習者からペアになって会話練習を行う。

  3. まず、片方の学習者が質問者、もう片方の学習者が回答者になる。

  4. 質問者は相手が持っているカードの色えんぴつの長さについて英語で質問する。

  5. 回答者は自分のカードを見て、質問者の質問に答える。

  6. 質問者は回答を参考に、コンピュータの画面上の色えんぴつの長さを調節する。

  7. コンピュータの画面と回答者のカードの絵が一致したら課題終了。

  8. 質問者と回答者は役割を交代し、4から7を行う。