4. 本時の指導

(1)ねらい

 関数及び比例の概念形成において、パソコンを利用することにより、学習速度や理解力などの個人差に応じ、一人ひとりが自分のペースで学習することができる。

(2)コンピュータの使用にあたって

1. 使用教材と機器
(教材)『関数と比例』コース(自作)
<協力:筑波大学学術情報処理センター>

(機器)ネットワーク化されたコンピュータ34台(生徒用)、
教師用コンピュータ1台

2. 教材のとらえ方

 関数の概念を身につけさせるために、ブラックボックスを利用したわけであるが、これは入力⇒一定の働き⇒出力という図式を視覚にうったえかけるものであり、この[一定の働き=関数]ということが非常にイメージしやすい。ただ、一斉授業の中では、利か威力に個人差があるためブラックボックスの働きがすぐに見つかる者、時間のかかる者の学習速度の差に対応するのが難しい。また、すべての生徒に「働き」を発見したときの喜びを味あわせることもできない。そこで、学習速度や理解力などの個人差に応じるために、そして、どの生徒にも「わかる」喜びが味わえるように「関数と比例」コースを作成した。これはまた理解の速い者にはより深く、そうでない者には納得のいくまで考えられることも目標とした。

3. コースの特徴
 このコースは、関数及び比例の概念形成が主であり配列は次の通りである。

4. 位置づけ



5. 所要時間

  1〜2時間

(3)指導過程

教材・機器
の活用
学習内容 学習活動 指導上の留意点
5分 (導入)
○コンピュータでの
学習の進め方と操作
上の注意。

[リターンマーク]
[入力の仕方]
[答の訂正]
[自分のペース]
[わからないとき
 は先生を呼ぶ]
[足元のコード]
[問題の解答回数]
○コンピュータでの学習の進め方や操作方法についての注意を聞く。
○コンピュータで初めて学習する生徒に対し、操作上の注意を理解させ自分のペースで進めることを確認させる。






50分 (展開)
○別紙資料

[コースの概要]
 参照
○コンピュータを使って学習する。
○常に机間巡視や教師用コンピュータのディスプレイで生徒の進行状態をチェックし個別指導する。

(4)評価