(3)登場人物や望ましい人間関係を取り入れて、心情に訴える工夫


 養護教諭(春山先生)や母親・友達との対話を取り入れることによって、知識として身につけたものを、身近な生活の中で感じ取ったり理解したりさせ、単なる知識から心情面への理解を深めるよう工夫した。
 教材3「生命の誕生」で登場人物(めだかっぺ)になりきって知的探検の旅に出るという追体験の形の学習をさせることにより、客観的な知識を、より身近なものとして身につけさせることを意図した。
 また、どの教材においても、性教育の究極の目的である「人として、よりよく生きる」自覚を高められるような場面を作り、印象づけるように工夫した。特にタイトル画は、初めも終わりも望ましい人間関係を描くよう努力した。