3. 研究の方法と内容

1. 研究の方法

 単元「物のとけ方」の中で扱われる実験器具「アルコールランプ」の使い方をCAI教材として開発するために、次のような方法で研究をすすめてきた。

    (1)授業の設計

    1. 4年生で指導すべき理科の実験器具の調査

    2. 題材の選択、決定(アルコールランプの使い方)

    3. 教材分析

      • 単元の主内容と教材との関係
      • 学習活動の系列表
      • 実態調査
      • 下位目標行動
      • アルコールランプの基本操作に関する細かな分析

    4. コースウェアの設計(実験を含む6コース)

      • アルコールランプを使う前の準備
      • 火のつけ方
      • 火の消し方
      • アルコールランプを使うときの注意事項
      • 実験
      • 実験結果の評価

    5. コーデング用紙の記入

    6. コースウェアの作成


    (2)授業実践

     授業設計にもとづき指導案を作成し、2クラスで実践(試行)した。その結果を分析してさらに改訂を加えて、1クラスで実践した。

     改訂のポイントは ・個に応じたコースの分岐
    ・理解の定着を図るためのワークシートの改訂
    ・実験結果の入力による自己評価 など


    (3)評価

     授業の結果を考察して、子供の反応などのデータを分析しその変容を確かめ、教材としてのコースウェアの有効性を検討する。

2. 研究の内容

    (1)単元の主内容と教材との関連

    (2)学習内容の系列表