4. コース概要

1. 位置づけ


2. 公開予定の部分の説明

     児童の身の回りには、身長や体重の測定数など、生活に密着した小数もある。これをビデオを用いて児童に示し、小数の導入とする。
     また、1.8lのびんに入った液量を1lと端の量に分け、1l に満たない量をどう表したらよいか投げかけ、既習の分数に目を向けさせる。ここで単位分数である1/10l は、どんな量だったかを想起させ、CAI学習に入る。
     CAI学習では、分数と対応させながら純小数で表される具体量、さらに純小数や帯小数へと段階的に抽象化していき、小数の意味やしくみの理解をはからせる。

3. 教師の役割

     CAI学習中において、教師は次のことを行う。

    (1) 机間巡視をして、個別指導が直接必要な児童に指導する。


    (2) 挙手して先生をよんでいる児童に指導する。
     先生をよんでいる場合には、問題の意味や考え方がわからないために自発的によぶ場合と、コンピュータによって「先生をよびなさい」と指示されたための2通りがある。「先生をよびなさい」と指示される時は、本時では、次のような時である。

     1) 基本的な内容が理解できないために、コンピュータだけでは、指導できない場合。

     例) 「1/10l =0.1l 」ということが、具体物や数直線で示されても理解できないとき、教師が画面で補足説明したり、補助プリントを与えて指導する。

     2) それまでの学習内容がまとめられているかどうかチェックする場合。

     例) 0.8l などの意味を、0.1l をもとに説明できているかどうかノートをみてチェックをし、できている場合は、先に進ませ、できていない場合は、補足説明する。