1. | オリエンテーション |
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学習のすすめ方を確認したり、「あまり」の入力の仕方を説明・練習したりする部分である。 |
2. | 基礎診断問題 |
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この問題は、学習課題のスタートを大きく2つに分けるための問題である。3位数÷1位数の中で、たてる、かける、ひく、おろす操作を繰り返し行うことで商が求められ、しかも余りのある、最も典型的な問題を1問出題した。これができた児童は、次の基本コースへすすむ。できなかった児童は、2位数÷1位数の問題へすすむ。ここで、3問中2問正解した場合は、基本コースへ戻し、それ以外は、基礎治療コースへ分岐する。 |
3. | 基礎治療コース |
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ここでは、除法の基礎となる、主に商のたて方やわり算の意味について再学習できるようになっている。 正しい商をたてられない場合は、花を分けるという具体的な場面で、たてた商と余りに着目させ、正しい商の見つけ方がわかるようにした。また、数え棒を利用して、具体的操作から商と余りの関係を確認できるようにした。 わり算の意味がわからない場合は、みかんを分ける操作をグラフィックスで表し、視覚的にわり算の意味をつかませるとともに、各場面ごとに質問を与え、児童に考えさせる場を多くした。 |
4. | 基本コース |
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まず、3位数÷1位数が2問、次に、商に空位がある問題が5問、さらに4位数÷1位数が1問、計8題出題される。これらの問題でつまずきが発見された時は、それぞれの治療コースに分岐し、一つ一つの段階ごとに解答を求めることで、筆算の手順を確認できるようにしている。この治療パターンは本コースの大きな特徴でもある。 最後に正しい筆算の仕方が定着したかどうかを判断するために、10問の評価テストを位置づけた。ここで、6問以上の正答が得られた場合は、文章題コースへ進み、5問以下の場合は、「先生をよびなさい」のメッセージを提示し、教師が直接指導を行い、練習問題をしてから、文章題コースへ進む。 |
5. | 文章題コース |
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計算問題を終了した児童のために、文章問題を用意した。どんな場でわり算が用いられるのか自ら考え、立式させ、さらに、正しい答えを導き出すための計算の原理や筆算の方法をより深めさせるようにした。ここには難度の高い問題も含まれており、学力の高い児童も意欲を持って取り組めるように配慮した。 |
6. | その他の特徴 |
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今回のコースを設計するにあたっては、計算の速さよりも、正しい筆算の仕方を身につけさせることを第一に考えた。そこで筆算をノートに書かせ、問題に正答した場合でも、すぐに評価するのではなく、正しい筆算を画面上に表示し、自分の筆算と比較検討できるようにした。 |