◆九九の練習◆

学年:小学校2年生
教科:算数


1. 教育目標

一つの段で、順序よく、正確に、すらすらと、九九ができるようになる。
2. コースの目的
  1. 一つの段ごとに、九九が正確にできるようになる。
  2. 正確さとともに、一つ一つ考えることなく、すらすらと九九ができるようになる。

3. コースの概要

九九を習得するために、このコースは下の2つのブロックから構成されている。

i)九九の練習
一問の制限時間を30秒とし、児童は、よく考えて解答することができる。又、一問ごとに、間違えた時は、正解が示されるとともに、その九九を唱えて練習をする。さらに、一段で、2つ以上間違えた時は、その段の復習を行うとともに、声をだして唱える練習をしなければない。
★ここでは、児童が一つ一つ考えながらでも、正確に九九を言うことができることを目標にしている。

ii)九九のスピード練習
児童は、コンピュータが順不同で画面に出題する段の九九を制限時間内に答えていく。正解には、KRとしてその段のマスコットキャラクターが提示される。また、間違いや時間切れの場合は、そのまま先へ進む。すべての九九が終わってから、一つの段につき二つ以上間違えた段について、『もう一度、よくできなかったところをれんしゅうしよう』というKRが出された後で、ブロックi)(『九九の練習』)のその段の復習に飛び、声をだして唱える練習をする。制限時間10秒で、全問正解をした場合は、自動的に、制限時間5秒に挑戦する。制限時間5秒で、全問正解をした場合には、『きみは、九九のはかせだ!』というKR情報が示される。
★ここでは、正確さに加え、一つ一つの九九を考えることなく、すらすらと唱えられるようになることを目標としている。


4. コースにはいる前提条件

一斉授業で、九九のやり方を一通り終えていること。
5. 学習者の活動
6. コースの特徴
  1. 九九の単純な反復練習は、児童にとって退屈なものとなりかねない。また、児童が自分で習熟度を知りにくい場合もある。そこで、このコースでは、正解には、児童の喜びそうなキャラクターをKRとして示し、児童が興味を持って練習を続けられるようにしている。また、画面に表示されるキャラクターの数等によって、児童が自分で九九の習熟度を確認しながら、練習を進めることができるようになっている。
  2. 九九のスピード練習では、答える速さを二段階とし、また、『すごい! 全部できたらきみは、九九のはかせになれる!』と言ったKRを示し、児童がゲームをしていうような感覚で九九を練習し、身につけられるようにしている。

◆ フローチャート